「借りぐらしのアリエッティ」ネタバレ解説!最後のセリフについても考察!

ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」は2008年に公開され、麻呂(まろ)というニックネームの米林宏昌監督によって作られました。

私はジブリ作品が好きで「借りぐらしのアリエッティ」もよく観ていたのですが、やはりじんわりと感動するのはラストシーンです。
アリエッティと翔の最後のセリフがとても印象的なのですが、意味深でもありすよね。

そこで今回は「借りぐらしのアリエッティ」について、

  • アリエッティの内容ネタバレ
  • 翔について
  • 最後のセリフについて考察
  • エンディングに登場する建物

などを紹介していきます!

この記事では「借りぐらしのアリエッティ」についてネタバレが多々あります。まだ映画を観ていない方はご注意くださいね!

「借りぐらしのアリエッティ」の内容ネタバレ!

「借りぐらしのアリエッティ」は人間の家の床下に住み、家の中にあるものを借りながら暮らしている一家がいます。

その一家は小人であり、主人公であるアリエッティは14歳で、身長は10cmほどの女の子です。

https://twitter.com/kinro_ntv/status/1297687161429352449?s=20

アリエッティたちが住む屋敷では、家主の孫である翔が療養のために1週間だけ滞在することになりました。

翔が初めて屋敷に来た日、アリエッティは母の誕生日祝いにローリエと紫蘇の葉を採りに行きましたが翔に目撃されてしまいます。

さらに、アリエッティが初めて「借り」をするも、翔に姿をバッチリと見られてしまうのでした。

小人は「人間に見られてはいけない」という掟があります。

生き延びるために人間に見られてはいけない。

すなわち見られたら小人は引っ越しをしなけばなりません。

一方、翔は小人であるアリエッティとコミュニケーションを取りたいと試みます。

落とした角砂糖を置いたり、手紙や花まで渡そうとします。

さらにはドールハウスをアリエッティの家に無理やり置いてしまうのでした。

ですが、その翔の行動こそがアリエッティたちにとって危険なことだったのです。

それでもアリエッティは翔の優しさに触れ、いなくなった母親に助けを求めました。

「借りぐらしのアリエッティ」翔の年齢やモデルについて解説!

https://twitter.com/kinro_ntv/status/1297806170141253632?s=20

翔(名字は不明)

年齢:12歳。

生まれつ心臓が弱く、あまり運動ができない少年。

家族:両親は離婚しており、翔は母と一緒に暮らしています。

屋敷の表札は薮ですが、屋敷を所有しているのは祖母の牧貞子。

薮と牧について具体的な説明はありませんでした。

母親は外交官で海外に行くことが多く、翔と親子のふれあいは少ないようです。

翔が1週間後に手術を控えているので、それまでの間に療養として祖母の貞子が屋敷に連れきたのでした。

翔のモデルは誰?

翔の声優でもある神木隆之介さんです。

翔のイメージは神木隆之介さんしかいないとのことで、ジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんが決められたそうです。

先にモデルを決めたので、翔の仕草や表情はすべて神木さんをイメージして作られました。

「借りぐらしのアリエッティ」最後のセリフについて考察

アリエッティと両親は屋敷から出ることを決意して、同じ小人であるスピラーが待っている川へと向かいます。

やかんで川下りをするため、アリエッティたちは荷物を積んだりして出発準備を整えます。

その時に猫のニーヤの誘導により翔が川の近くまで駆けつけます。

アリエッティは自分の名前を呼ぶ翔の声に気づき丘に上がりました。

翔からは角砂糖を。アリエッティからは髪留めにしていた洗濯バサミを渡します。

アリエッティが家族のもとに帰っていった時に、

「アリエッティ。君は僕の心臓の一部だ。忘れないよ、ずっと」

と翔がつぶやくセリフがあります。
君は僕の心臓の一部とはどういう意味なのでしょう?

シーンを少しさかのぼると、翔は「君のおかげで生きる勇気がわいてきた」というセリフがあります。

今まで翔は手術は成功しないと言っていました。

生き続けることを諦めたようでもあった翔がこの時に「生きたい」と思うようになったのです。

そのきっかけがアリエッティです。

君は僕の心臓の一部だ=生きる糧。もしくは心の支えではないでしょうか。

この先、生きる勇気をもらったことを見失わないようにする、翔の決意なのかもしれません。

「借りぐらしのアリエッティ」でエンディングに出てくる建物は何?

エンディングの最後は古い建物が映っています。

「もしかしてアリエッティたちの新しい住み家?」と思いましたが違っていたようです。

翔が屋敷に到着して、車から降りて辺りを見回している時に同じ建物がありました。

よく見ると窓ガラスが割れている箇所があるので、今は使われていない建物のようです。

この建物は、アリエッティの家族がスピラーと合流する前の休憩所として使っていた場所でもあります。

猫のニーヤとアリエッティが無言のまま見つめあうシーンでもありましたね(*^^*)

まとめ

借りぐらしのアリエッティで翔が言った最後のセリフは、

「アリエッティ。君は僕の心臓の一部だ。忘れないよ、ずっと」

このセリフが意味しているのは、

君は僕の心臓の一部だ=生きる糧。もしくは心の支えではないでしょうか。
この先、生きる勇気をもらったことを見失わないようにする、翔の決意なのかもしれません。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!